2007年4月14日土曜日

手を合わせ こころのふるさとに 里帰り

この掲示は昨年のお盆時期に書いたものです。
この時期になるとテレビで田舎へ帰省するためのものすごい渋滞を目にします。お盆休みを利用してお墓参りをする人も多いかと思います。うちのお墓のも遠方から沢山お参りにこられていつも感心させられています。しかし残念ながら恐らくその多くの人はお墓の前で自分のご先祖様の供養のためにお参りをされているのが実状なのではないでしょうか?浄土真宗の場合、先祖供養のためにお参りするのではありません。

お墓参りとはご先祖の供養のためではなく、 亡き人を偲びつつ 、それによっていただいたお念仏という機縁を大切にしていく場であり、自分自身を見つめ直す場であります。
ご先祖さまを縁とし、手を合わさせていただいておる。そのナムアミダブツという念仏するところに浄土というこころのふるさとに帰らせていただく。それが本当の意味での里帰りではないかと思います。